お知らせ

2025.06.01

信州の果実2025年6月号発刊のお知らせ

平素より『信州の果実』をご愛読いただき、誠にありがとうございます。
この度、2025年6月号の配信を開始しました。

 

今月号の特集「虫害について」

近年の気候変動により、果樹をはじめとした農作物への害虫被害が増加傾向にあります。特に2024年は、観測史上最高の気温を記録し、高温条件下での害虫発生が深刻化しました。本特集では、主要果樹に被害を及ぼす代表的な害虫と、その防除技術について詳しく解説しています。

 

●ナシヒメシンクイの発生動向と対策

ナシヒメシンクイの地域別・世代別の発生傾向を分析し、フェロモントラップ調査や芯折れ被害の観察結果をもとに、効果的な防除時期と薬剤選定のポイントを紹介しています。加えて防除間隔の考え方や気温との関係についても詳述しています。

 

●カイガラムシの防除方法

クワコナカイガラムシ、ナシマルカイガラムシなど果樹園で問題となるカイガラムシ類について、ふ化幼虫期をねらった防除の要点や、休眠期の物理的除去による密度抑制法、薬剤抵抗性を踏まえた資材選定の留意点を解説します。

 

このほかにも、各種害虫の生態や発生時期に応じた防除計画の立て方、農薬のローテーション管理、温暖化が害虫発生に与える影響など、現場で役立つ最新の研究成果や防除対策を多数掲載しています。

 

<ピックアップ記事>

リンゴ褐斑病の近年の発生生態と二次伝染期防除について

リンゴ褐斑病の発生生態と二次伝染期防除の重要性を解説します。温暖化の影響で子のう胞子の飛散時期が早まり、効果的な防除タイミングの見直しが求められています。最新の調査結果をもとにした病害管理の方法を紹介します。

 

テンシオメーターの利用法

テンシオメーターを用いた土壌水分測定方法を解説します。果樹の最適な生育には土壌水分管理が重要です。PF値を活用し、効率的な灌水タイミングを見極めることで、果樹の品質向上と収量増加が期待できます。

 

このほか、今月の農作業のポイントなど、農業経営に役立つ情報満載でお届けします。

 

6月号はこちらからご覧いただけます。

 

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JA全農長野 生産振興部生産振興課
園芸情報誌担当(信州のそ菜・信州の果実)

026-219-3811